会長挨拶

島根県アスレティックトレーナー協議会 
会長 川本晃平 

 島根県アスレティックトレーナー協議会(以下、本協議会)は平成27年11月1日に設立し、今年で9年目を迎えます。     当初は11名から始まりましたが、現在では会員も100名を超え、多くの皆様にご支援いただきながら活動できていることを非常に嬉しく、また心強く感じております。さらに島根県は日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(以下、公認AT)在籍者数が本会設立当初は3名と全国最下位でしたが、現在は19名(2023年10月現在)と有資格者数も増加傾向にございます。

 私達は「スポーツ医・科学を通じた社会貢献、地方創生」を理念に、これまで様々な活動に取り組んでまいりました。  今後は既存の事業を更に強化し、よりアスレティックトレーナー(以下、AT)を身近に感じていただくことや、新たな事業を展開し、スポーツ医・科学の発展を通じて社会貢献や地方創生に参画できるよう、理念に基づき精進してまいります。

 我々はATとして「持続可能な開発目標(SDGs)」を推奨する取り組みも進めております。例えばテーピングなどテープの 巻芯を集め、資源として再利用することで自然環境の保全に貢献する活動など、私達でもできることは多くあります。これらの活動を含め多角的な視点で物事を捉えることで、ATの新しい働き方や社会貢献の方法についても模索しております。

 2030年には島根県において第84回国民スポーツ大会/第29回全国障害者スポーツ大会が開催されます。これに伴ってATの必要性も増し、サポート内容も選手のコンディション管理に限らず、競技力強化や環境整備など我々が貢献すべき仕事は多くあり、オール島根で多職種が連携して準備をしていかなければなりません。そのため公認ATの在籍者数を増加させることと共に、島根県AT協議会が独自に設けております認定トレーナー制度を活用しスポーツ現場で即戦力として活躍できるトレーナーを育成してまいります。

 これからも島根県のスポーツ医・科学の発展及び社会貢献に取り組んでまいりますので、今後とも皆様の温かなご指導・ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

令和6年8月吉日