会長挨拶

会長 川本晃平

島根県アスレティックトレーナー協議会 
会長 川本晃平 

     現在、世界的な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行により罹患された皆様、生活に
    影響を受けられている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

     私達は今、「withコロナ」そしてその先の「afterコロナ」の思考で新しい生活を創造する、大きな変化
    を求められている時代にあります。このような時こそ原点に立ち返り、自身が社会の中で求められて
    いる役割を再認識し、新しい価値を生み出していく必要があるのではないでしょうか。     

     島根県アスレティックトレーナー協議会(以下、本会)は平成27年11月1日に設立し今年で5年を
    迎えます。当初は11名から始まりましたが、現在では会員も100名を超え、多くの皆様にご支援
    いただきながら活動できていることを非常に嬉しく、また心強く感じております。さらに島根県は
    日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(以下、公認AT)在籍者数が本会設立当初は3名
    と全国最下位でしたが、現在は16名と有資格者数も増加傾向にございます。

     私達は「スポーツ医・科学を通じた社会貢献、地方創生」を理念に、この5年間で様々な活動に
    取り組んで参りました。今後は既存の事業を更に強化し、よりアスレティックトレーナー(以下、AT)
    を身近に感じていただくことや、新たな事業を展開し、スポーツ医・科学の発展を通じて社会貢献や
    地方創生に参画できるよう、理念に基づき精進して参ります。

     我々はATとして「持続可能な開発目標(SDGs)」を推奨する取り組みも進めております。例えば
    テーピングなどテープの巻芯を集め、資源として再利用することで自然環境の保全に貢献する活動
    など、私達でもできることは多くあります。これらの活動を含め多角的な視点で物事を捉えること
    で、ATの新しい働き方や社会貢献の方法についても模索しております。

     2030年には島根国体の開催が内々定しております。これに伴ってATの必要性も増し、サポート
    内容も選手のコンディション管理に限らず、競技力強化や環境整備など我々が貢献すべき仕事は多く
    あり、オール島根で多職種が連携して準備をしていかなければなりません。そのため公認ATの在籍
    者数を増加させることと共に、島根県AT協議会が独自に設けております認定トレーナー制度を活用
    しスポーツ現場で即戦力として活躍できるトレーナーを育成して参ります。

     これからも島根県のスポーツ医科学の発展及び社会貢献に取り組んで参りますので、今後とも皆様
    の温かなご指導・ご支援を賜りますよう 心よりお願い申し上げます。

令和2年8月吉日